皆さんは、「ウォーズマン理論」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
漫画が好きだった一定の世代の方は知っている人も多いかもしれません。
この記事では、「ウォーズマン理論」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ウォーズマン理論」とは?意味
「ウォーズマン理論」とは?意味
漫画家ゆでたまご先生が描いた「キン肉マン」に描かれる理論です。
体の半分が機械やコンピュータでできたウォーズマンの、もう半分は超人の肉体です。
ウォーズマンが自分の何倍もの強さを持つ敵に立ち向かう描写があり、ウォーズマンの武器であるベアークローという鉄の爪を両手に付けて、いつもよりもジャンプ力を2倍、回転力を3倍にして、強敵に立ち向かう中で編み出した理論を「ウォーズマン理論」と言います。
「ウォーズマン理論」の概要
「ウォーズマン理論」の概要
「キン肉マン」で機械超人ウォーズマンが、超人バッファローマンとの戦闘で生み出した理論です。
ウォーズマンはバッファローマンの力の10分の1でしたが、彼の武器、ベアークローを両手にはめると力が2倍に、ジャンプ力も倍増し、計4倍に、そして回転力が3倍になり、通しで12倍の威力になり、強敵バッファローマンを超越するとウォーズマンが発言したシーンがあります。
この理論は突飛な為、読者からは疑問がありました。
元々のウォーズマンの力が100万パワーで、片手だけベアークローを付けたら100万パワーだが、両手だと200万パワーになるなら、何故はじめから両手にベアークローを付けなかったのか等の疑問が生まれましたが、インパクトの強さを読者に与え注目されました。
戦闘の士気を高め自分に言い聞かせた励ましの台詞であり、実際のパワーがどうなるかよりも、気持ちを上げる意味だろうと思われます。
ウォーズマンはこの後バッファローマンに倒されますが、敵の角を一本折りキン肉マンを助ける事に繋がったのです。
「ウォーズマン理論」の言葉の使い方や使われ方
「ウォーズマン理論」の言葉の使い方や使われ方
使われ方は「キン肉マン」の中で、ウォーズマンがバッファローマンの戦闘時自分の士気上げの為に、本当はお前より強いんだと言いたい時に使われています。
硬い爪のベアークローを両手にはめ、通常よりジャンプ力2倍、回転力3倍にしているのですから、パワーはバッファローマンより強くなります。
「ウォーズマン理論」を使った例文(使用例)
「ウォーズマン理論」を使った例文(使用例)
・『ウォーズマン理論は、読者からの突っ込み所もあったが、漫画を読んでいた子どもへのインパクトは強かった』
いきなり不思議な理論を叫びながら敵に邁進する姿は、読者の印象に残るでしょう。
・『ウォーズマン理論は、現実的には疑問があるが、力の及ばなかった側が強敵に立ち向かう為の意気込みに使われた』
見ている者に覇気を与えるでしょう。
・『最近のRPGゲームに、ウォーズマン理論と似たような、現実的にはありえない計算でキャラの力の倍増がされる』
プレイヤーが疑問視しないよう、力の倍増の表現が上手くされていますが、どんどんかけ算で力が増える場合は疑問に思います。
まとめ
まとめ
「ウォーズマン理論」の言葉を知らなかった人は、真っ当な理論の事かと思えたかもしれません。
しかし意味を調べると、漫画の中限定の表現ですので、勘違いして使わないようにしたいです。
自分より力が強い相手にも怯むことなく向かったウォーズマンは格好良いです。
敵の角を折り、その後キン肉マンが戦う時助けになり、ウォーズマンは負けても、戦った意味を残しました。
「ウォーズマン理論」は信じ難くても、漫画で通しで読むと心動かされるシーンが沢山あるので、実際の漫画を読んでみてはいかがでしょうか。