若者を中心に広まりつつある言葉「ケチャラー」とは何を指しているのでしょうか。
今回は、「ケチャラー」の意味と類似表現について解説します。
「ケチャラー」とは?意味
「ケチャラー」とは?意味
「ケチャラー」とは、「調味料のケチャップが大好きでどんな料理にもかけたがる人」を意味する言葉です。
「ケチャラー」の概要
「ケチャラー」の概要
「ケチャップを愛しどんな調味料よりもケチャップを再優先に選ぶケチャップ好き」のことを「ケチャラー」といいます。
単にケチャップが好みというだけではなく「どんな料理にもケチャップをかけて食べたがる」「適量を超え過剰にケチャップをかける」「いつ何時でもケチャップが使えるよう常に持ち歩いている」な「ど度を超えてケチャップを愛する偏執狂的なケチャップ愛好家」が「ケチャラー」です。
「ケチャラー」は1990年代の終わりから2000年代のはじめごろにかけて使われ始めたとされる言葉です。
当時大ブームだった女性シンガー安室奈美恵のファッションに憧れて真似する女性のことを「アムラー」とよんでいましたが「ケチャラー」の「ラー」はここに由来しています。
ケチャップ好きを英語的な言い方で表すなら「ケチャッパー」もしくは「ケチャッピスト」ですが「アムラー」になぞらえて「ケチャラー」と呼んでいます。
どんな食べ物にもケチャップを付けて食べるというのは海外、特にアメリカから日本にやってきた人によく見られる行動です。
外国人として初めて横綱になった「曙」は入門したばかりの若いころ相撲取り独特の食事であるちゃんこにまったくなじめずあらゆる食べ物にケチャップをかけて食べていましたが、そのような一般的な味覚の持ち主からするとやり過ぎとも思えるほどケチャップに依存している人が「ケチャラー」です。
「ケチャラー」の中にもそれぞれこだわりや派閥がありスタイルには違いが見られます。
全てのケチャップを愛する人、特定のメーカーにこだわる人、量や使い方に一家言ある人、こだわるあまりケチャップを自作している人など細かく分類すればいくらでも細分化できますがそれら全てをひっくるめた言い方が「ケチャラー」です。
「ケチャラー」の言葉の使い方や使われ方
「ケチャラー」の言葉の使い方や使われ方
・『ケチャラーなので常にケチャップを持ち歩いている』
・『真のケチャラーは刺し身にもケチャップをかけて食べる』
・『何にでもケチャップをかけまくるケチャラーとは一緒に食事したくない』
・『ケチャラーに繊細な味がわかるわけがない、というのは偏見だ』
「ケチャラー」の類語や言いかえ
「ケチャラー」の類語や言いかえ
・マヨラー
「マヨネーズを何にでもつけたがる熱狂的な愛好者」を意味する言葉です。
調味料の熱烈な愛好家を指す言葉としては「ケチャラー」よりも先に広まった言葉で元SMAPの香取慎吾氏が有名な「マヨラー」です。
・ケチャップマニア
「ケチャップに強いこだわりをみせる人」を意味する言葉です。
料理につけたり味わったりするだけでなくケチャップの歴史を調べたり新しい製品を発掘したりなど主に知識面でこだわりを見せる人に対して使います。
まとめ
まとめ
かつては眉をひそめられることも多かった「ケチャラー」ですが食の多様化とともに世間にも受け入れられつつあります。
とはいえいきなり料理に大量のケチャップをかける行為がマナー的に受け入れられているとは言いがたく白い目で見られる可能性もあります。
ケチャップ好きはいいとしても人前で使うときはある程度配慮しましょう。