「平身低頭」と「土下座」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「平身低頭」「土下座」の違いについて紹介します。

平身低頭とは?

平身低頭とは?

平身低頭とは、恐縮してひたすら謝ることをいいます。

平身低頭の「平身」は、身をかがめることやひれ伏すことを表しています。

「低頭」は、頭を低く下げることです。

そのため頭を低くしてひれ伏し、謝っている様子が平身低頭になります。

単に謝るだけではなく、心からのお詫びの気持ちがあり謝罪する時に使います。

「平身低頭で謝る」とか「ひたすら平身低頭するしかない」といった使い方をします。

実際にひれ伏して謝罪をする場合もありますが、それぐらいの気持ちがあるという比喩的な意味で使われる場合もあります。

ビジネスシーン等でもよく使われる言葉です。

土下座とは?

土下座とは?

土下座とは、地面や床にひざまずいてひれ伏し、お辞儀をすることをいいます。

深い謝罪の気持ちを表すために行いますが、本来は身分が高い人が通る際に身分の低い人がひざまずいて礼をすることを指していました。

座礼の最敬礼にあたるもので、謝罪の意味は全くありませんでした。

それが謝罪という意味で行われるようになったのは、第二次世界大戦後の比較的最近のことです。

時代劇などで謝罪をする際に土下座をしていたことが多かったため、土下座がお詫びをする時に使われるようになったと考えられます。

現在は土下座というと、ネガティブなニュアンスが含まれています。

平身低頭と土下座とは?

平身低頭と土下座とは?

平身低頭も土下座も謝罪をする時の状況を表す言葉で、土下座している様子を平身低頭と表現することもあります。

ただし、平身低頭という時には、実際にはひれ伏したり身をかがめたりしていないこともあります。

恐縮してひたすら謝っているのであればひれ伏していなくても、平身低頭といえます。

まとめ

まとめ

平身低頭とは恐縮してひたすら謝ることで、土下座は地面や床にひざまずいてお辞儀をすることです。

土下座をして謝ることを平身低頭という場合もありますが、平身低頭には土下座をせずに謝る場合もあります。

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