この記事では、「枸」の読み方を分かりやすく説明していきます。
木へんに句で「枸」の読み方
木へんに句で「枸」の読み方
「枸」という漢字は訓読みでは訓読みでは「からたち」や「くこ」、「枸(ま)がる」と読み、音読みでは「ク」や「コウ」と読みます。
「枸」の意味や解説
「枸」の意味や解説
「枸」という漢字には「クキツ」や「カラタチ」、「クコ」の漢字表記に用いられる字、「まがる」や「枝が曲がる」という意味を含んでいます。
「クキツ」=「カラタチ」はミカン科カラタチ属に分類される植物であり、「キコク」(=枳殻)という別名もあります。
中国中部原産であり、同国では「枸橘(クキツ)」と呼ばれています。
日本へは奈良時代以前に渡来したと考えられており、平安時代には薬用植物として果実が利用されていたようです。
もともとは「唐橘(カラタチバナ)」と呼ばれていたものが、省略されて和名の「カラタチ」となりました。
鋭いトゲは外敵の侵入を防ぐ効果が期待され、現代では生け垣などで植栽されている他、ウンシュウミカン栽培の台木としても利用されています。
ちなみに、「オレンジ」と「カラタチ」を掛け合わせた雑種「オレタチ」という品種も存在しています。
「枸」の熟語での使い方や使われ方
「枸」の熟語での使い方や使われ方
・『枸橘:からたち』=長江上流域原産でミカン科カラタチ属に分類される落葉低木。
・『枸榾:ひいらぎ』=モクセイ科に分類される常緑小高木。
・『枸杞:くこ』=東アジア原産でナス科クコ属に分類される落葉低木。
まとめ
まとめ
「枸」は訓読みでは訓読みでは「からたち」や「くこ」、「枸(ま)がる」と読み、音読みでは「ク」や「コウ」と読む漢字です。
そして、「枸」には「クキツ」や「カラタチ」、「クコ」の漢字表記に用いられる字、「まがる」や「枝が曲がる」という意味を含んでいます。