「ハワイ万能説」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

ネット上やSNSでたまに見かける言葉「ハワイ万能説」とは何を表しているのでしょうか。

今回は、「ハワイ万能説」の意味と関連用語について解説します。

「ハワイ万能説」とは?意味

「ハワイ万能説」とは?意味

「ハワイ万能説」とは、「名探偵コナンにおいて通常ではありえないような超人的な活躍に対する説明を父親に教わったの一言で片付けること」です。

「ハワイ万能説」の概要

「ハワイ万能説」の概要

1994年に週刊少年サンデーで連載開始した青山剛昌作の漫画「名探偵コナン」は日本を代表する人気推理漫画です。

謎の組織に飲まされた薬のせいで子どもの体になってしまった主人公工藤新一が江戸川コナンを名乗り探偵として難事件を解決しながら元の体に戻るため謎の組織と戦うというストーリーで進む「名探偵コナン」は累計発行部数が2022年時点で2億5千万部を超える日本を代表する探偵漫画です。

名探偵の作中において主役である江戸川コナンは大人顔負けの大活躍をしますが、その中には通常では考えられない技能知識が含まれています。

射撃や各種乗り物の操縦など高校生探偵として活躍していたことを考えてもありえないほどの知識と技術を披露しますが、主人公は人並み外れた知識と技術を習得している理由として「ハワイで親父から教わった」と説明しています。

工藤新一の父親である工藤優作は世界的に知られた推理小説家で新いちを超える名探偵としても大活躍している人物です。

知識や技術はもちろん財力も世界レベルであることから息子の新一に将来探偵として活躍するときに役立つ知識や技術を小さい頃から教えてきたというのもある程度説得力がある話です。

超人的な活躍の全てを「ハワイで親父から教わった」の一言で済ませてしまう様子から生まれたネットスラングが「ハワイ万能説」です。

ハワイで様々な知識と技術を習得し探偵としての活躍に結びつけた様子を見れば「ハワイにいけば誰でも超人的な活躍ができるのではないか」という考えに至ります。

優秀な高校生探偵になるためには学問やスポーツよりもハワイが重要だとでも言わんばかりの描写に対して「ハワイ万能説」という説が誕生したのですが、ネット上ではコナンだけでなく漫画全般によく見られる強引な説明や無理矢理の理屈付けに対して小馬鹿にするニュアンスで「ハワイ万能説」という言葉を用いています。

「ハワイ万能説」の言葉の使い方や使われ方

「ハワイ万能説」の言葉の使い方や使われ方

・『ハワイ万能説で全ての説明がつく』
・『ハワイ万能説のせいでハワイが誤解されている』
・『コナンが活躍すればするほどハワイ万能説が広まる』
・『宇宙船の操縦すらハワイ万能説ならやりかねない』

「ハワイ万能説」の類語や言いかえ

「ハワイ万能説」の類語や言いかえ

・こんなこともあろうかと
「アニメや漫画で問題を解決するのに適した道具や作戦が都合良く登場すること」を意味する言葉です。

「ハワイ万能説」と同様にあまり理屈が通っていないのに突然登場するアイテムや強引な展開に対して皮肉交じりに使われる表現です。

アニメ「宇宙戦艦ヤマト」で工作班長の真田が敵の攻撃に対して有効な新兵器や作戦を披露するときに口にしていたセリフに由来します。

まとめ

まとめ

「ハワイ万能説」はコナンファンの間で使われていたスラングです。

動画のタグに使われたことで広まりましたが一般層に走られていないネット限定の言葉なので使う場面には注意しましょう。

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