「道中」とは?ビジネスメールや敬語の使い方を徹底解釈

ここでは「道中」の使い方やその際の注意点、言い替え表現などを詳しく見ていきます。

「道中」とは?

「道中」とは?

「道中」は、どこかに到るまでの道のりという意味で使われる言葉です。

その意味で2つの使い方があり、1つは物理的な行程におけるその途中という解釈で、例えば、東京から名古屋への移動中の道のりのこととして用いると、「道中は車で3時間半程度でした」などと使うことができます。

もう1つはそれなりの時間を要する工程の途中といった解釈になり、「開発の道中はそれは大変なものでした」などという使い方です。

どちらも到るべき先があり、その途中という意味では一緒で、先のそれぞれの例のように、その用い方からどのような意味で使っているのかもすぐに分かるでしょう。

口語、文章のどちらでも使われており、この言葉自体は特に丁寧なものでもありませんが、誰に対して使っても失礼になることはありません。

「道中」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

「道中」のビジネスメールや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

この「道中」は、前述のような2つの使い方ができる言葉です。

そして、例外として、北海道の中といった用い方をすることもあります。

ご存知のように、日本のは47の都道府県がありますが、道とつくのは北海道だけで、その中という意味でこの「道中」と使うことがあり、この意味では「道中を探してもこんな豪華なホテルはないだろう」のような用い方となります。

北海道を他の都道府県に置き換えると分かりやすく、それが神奈川県なら、「神奈川県中を探しても~」となり、こちらの使い方をした場合、それが北海道のことだとすぐに分からないと、物理的な行程の途中のことだと勘違いされることがあるため注意が必要になります。

よって、そのような使い方をする場合、「他の都道府県はおろか」などと先につけることが多く、その意味で使っていると分かりやすくするものです。

「道中」を使った例文

「道中」を使った例文

・『思っていたより道中が長く、こんな時間になってしまいました』
・『厳しい道中でしたが、何とか完成に漕ぎつけることができて嬉しく思います』

「道中」の類語や言い替え

「道中」の類語や言い替え

・『道程』
この「道程」も同じく、どこかに到るまでの道のりという解釈になります。

よって、言い替えとして使うことができますが、少し堅い表現になり、そのままこれに置き換えてしまうと文章としても堅くなる懸念があるため、無理にこちらに言い替える必要もありません。

尚、こちらは北海道のこととして用いることはできません。

まとめ

まとめ

「道中」は、何かに到るまでの途中の道のりという解釈になります。

物理的な移動、スケジュール的なものの両方に使うことができ、例外として北海道の中といった用い方をすることもあります。

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