「ブルジョワ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、若者が使っている「ブルジョワ」の意味や使い方を中心に分かりやすく説明していきます。

「ブルジョワ」とは?意味

「ブルジョワ」とは?意味

お金持ちのことを若者の間では「ブルジョワ」と呼び、かなりお金を持っている人と言い表す言葉です。

人よりもお金持ちであることに腹が立つ人はあえてこのように呼んで皮肉ってみたり、わざとらしく呼んで茶化すことで少し馬鹿にする意味を伝えて気分的に落ち込ませます。

自分はいくら頑張ってもお坊ちゃまにはなれないため嫉妬心を違う形でぶつけて、もやもやした気分をすっきりさせたり、妬む気持ちを抑えるわけです。

この言葉は中世ヨーロッパに実在した金持ちを「ブルジョワ」と呼んでいたことから若者の間では身近にいる金持ちをこのように呼ぶようになりました。

「ブルジョワ」の概要

「ブルジョワ」の概要

フランスでは、上流階級の少し下に君臨し、年々その数を増やしていた中流階級を「ブルジョワ」と呼んでいて、社会的にも多大なる影響を与えたことからその地位が確立されていきました。

主に経済を左右する工業者や商人を指す言葉であり、中世ヨーロッパでは資本主義生産を取り入れたことでお金持ちになる人がますます増えたことでこの呼び方が市民の間で広まっていきます。

城壁の中で行われていたマーケットでは、商売していてお金を稼いでいた中流階級の人たちをブルジョワーと呼ぶようになり、そのうち個人を「ブルジョワ」と呼ぶようになります。

お金がある人は朝御飯を一流のホテルで食べたり、高級品だけを買っている人は自分で「ブルジョワだ」と冗談のような意味を込めて相手に伝えます。

「ブルジョワ」の使い方や使われ方

「ブルジョワ」の使い方や使われ方

高級な料理を食べたり、外車に乗っている、ブランド製品をたくさん所有している金持ちを「あの人は正真正銘のブルジョワだ」と言うときに使われています。

自分で「私はちょっとしたブルジョワだ」と言って自慢してみたり、「俺はブルジョワを目指している」と金持ちに憧れる気持ちを表すわけです。

たまたま席に座ったとき隣に金持ちがいたときは「ブルジョワ発見。

横目に一番安い料理を頼んでやった」
と、お金があまりなくても楽しむ自分の気持ちを表すこともあります。

「ブルジョワ通学する若者」がテレビ番組で取り上げられて、家から新幹線で大学に通学する様子に並外れた金持ち感が伝わってすごいと視聴者を驚かせました。

「ブルジョワ」を使った例文(使用例)

「ブルジョワ」を使った例文(使用例)

・『俺は根っからのブルジョワ体質なので安い服は着て歩けない』
自分のことを中流階級の金持ち体質であるから、安い服は着られないというこだわりを持つ人もいるわけです。

・『ブルジョワ一家は多くの財産があるだけに、相続争いが大変そうで気になる』
一般市民よりも多くの財力と高い権力を兼ね備える一家は、主が亡くなった後財産をどのように相続させるかが気になります。

・『昔は貧乏だった人が大ヒット商品を生み出したことでブルジョワとなり、地元住民を驚かせた』
あれだけ貧しい暮らしをしていた人が、桁外れの発想で売れる商品を生み出したことで金持ちになり、周囲を驚かせることがあります。

まとめ

まとめ

人よりも金持ちである者を「ブルジョワ」と呼び、その優雅な暮らしぶりに憧れと羨ましがる気持ちをこの言葉に込めてぶつけるわけです。

宝クジが当たったり、新しい分野で知恵を活かして働くなど、誰でも頑張れば金持ちになってブルジョワになれるチャンスがありますので、努力してみるのもいいでしょう。

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