「氷河期世代」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「氷河期世代」【ひょうがきせだい】の意味や使い方、例文を取り上げてご説明します。

「氷河期世代」とは?意味

「氷河期世代」とは?意味

1970年代以降に生まれた人たちを「氷河期世代」【ひょうがきせだい】と呼び、1980年代までの就職先を探して悪戦苦闘した者が多いことで大変だった時代を指します。

その後、1993年から2005年までになかなか就職できなかった人たちが当てはまります。

大学を卒業しても思い通りの就職先で働くことが困難であり、アルバイトで生活する人が続出した時代でもあります。

アルバイト先も次第に減っていき、理想的な場所を選んで働けない時代に突入していくこの世代は、正社員として働ける就職先も減っていき、まさに厳しい現実にぶつかったわけです。

「氷河期世代」の概要

「氷河期世代」の概要

「氷河期世代」と呼ばれる人たちは1971年から1974年までに生まれた団魂ジュニア世代と、1975年から1980年のポスト団魂ジュニアの二通りがあり、バブル崩壊の後に経済が低迷し、会社が倒産したり、社員をカットしたりと就職しても定年まで働けない現実を目の当たりにしました。

有名私立大学を卒業したものであっても、派遣労働者や様々なアルバイトを掛け持ちしては食いつないだり、過酷な仕事の職場や残業が多いブラック企業で精神面にダメージを食らったことで引きこもりになる人も続出します。

雇用環境はますます悪化し、低賃金で働かされる既卒業者も増えていっただけではなく、公務員や大企業への就職は困難を極めることになっていくのです。

「氷河期世代」の使い方や使われ方

「氷河期世代」の使い方や使われ方

高度成長期にばりばり働いた親が、子供に求めた理想的な就職先が驚くほど無理ゲーレベルであり、その高過ぎる期待にうまくこたえられなかった「残念な氷河期世代」は親子の絆が薄れていき、家の中でも話さないは、顔すら合わせない生活を送ることになります。

2005年以降になると、大手企業や公務員の職に就きたいと思ってもできなかった人が多い時代では「氷河期世代が職場にいない」という現実が見られます。

その一方で、なんとか有名企業に就職できた人は「氷河期世代の唯一の勝ち組」となり、自己責任論を打ち出しては社会からはぶれた者たちを蹴り落とす社会を作り出していくわけです。

「氷河期世代」を使った例文(使用例)

「氷河期世代」を使った例文(使用例)

・『氷河期世代に向けて生活困窮者を救済するための処置が施された』
2010年代になると、日本各地で治自体が将来へのリスク回避のため採用試験を実施しましたが、アリバイ作りか過競争の再来など不評に終わりました。

・『氷河期世代をロスジェネと呼ぶことがある』
失われた世代とも言われる氷河期世代は、社会に出てもやる気を持てず、結婚すらできずに孤独な人生を歩む人が増えたのです。

・『即戦力となる人しか採用しない現実に直面したのが氷河期世代であり、フリーターが増えた時代でもある』
人事担当者が掲げるものに、すぐに仕事ができて理想的な結果を残せる学生だけを採用するという企業が増えたのでした。

まとめ

まとめ

なかなか理想的な就職先が見つからない時代を目の当たりにした「氷河期世代」は、アルバイトしながら求人を探して就職活動したり、インターネットを使い、事業を始めて成功させるなどいろいろな方法で問題を乗り越えた人もいるなど、悪い状況を良い方向へ結びつけるためにはあらゆる方向から目を向けてみましょう。

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