この記事では、「散歩」と「徘徊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「散歩」とは?
「散歩」とは?
「散歩」は「さんぽ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「気晴らしや健康などの為に、外を歩くこと」という意味で、毎日の日課として取り入れている習慣のことを言います。
2つ目は「あてもなく遊び歩くこと」という意味で、特に時間や場所などを決めずに歩き回ることを言います。
上記に共通するのは「外をぶらぶら歩く」という意味です。
「散」は「ちる」とも読み、「気ままである」「ひまでぶらぶらしている」という意味、「歩」は「あるく」とも読み、「足を運んで移動する」という意味、「散歩」で「気ままにぶらぶらと足を運ぶこと」になります。
「散歩」の使い方
「散歩」の使い方
「散歩」は「気晴らしや健康などの為に、外を歩くこと」「あてもなく遊び歩くこと」という意味で使われます。
名詞として「散歩する・した」と使われたり、副詞として「散歩して」と使われたりします。
基本的に、気晴らしや健康など、目的意識を持って外をぶらぶらと歩く時に使われる言葉です。
「徘徊」とは?
「徘徊」とは?
「徘徊」は「はいかい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あてもなくうろうろと歩き回ること」という意味で、全く見当もつけずにただ外を歩き回る様子を言いす。
2つ目は「ある場所の近辺を行きつ戻りつする」という意味で、動物などが同じ場所をひたすら行ったり来たりする様子を言います。
上記に共通するのは「あてもなくさまよう」という意味です。
「俳」は「さまよう」とも読み「ぶらぶら歩く」という意味、「徊」も「さまようと読み、「行きつ戻りつする」という意味、「徘徊」で「ぶらぶらと行きつ戻りつ歩くこと」になります。
「徘徊」の使い方
「徘徊」の使い方
「徘徊」は「あてもなくうろうろと歩き回ること」「ある場所の近辺を行きつ戻りつする」という意味で使われます。
名詞として動詞を伴い「徘徊する・した」と使われたり、副詞として「徘徊して」と使われます。
基本的に、あてもなくうろうろと歩いてさまよう様子に使われ、アルツハイマーなど病的な症状により明確な意思がない状態で歩き回ることに使われることが多くなります。
「散歩」と「徘徊」の違い
「散歩」と「徘徊」の違い
「散歩」は「気晴らしや健康など、目的意識を持って外をぶらぶらと歩くこと」という意味です。
「徘徊」は「あてもなくうろうろと歩いてさまよう様子」「病気などで明確な意思がない状態で歩くこと」という意味です。
「散歩」の例文
「散歩」の例文
・『近所の公園に散歩に出かけた』
・『彼は毎朝散歩するのが日課になっている』
・『雨でも犬の散歩に出かける』
・『メタボで医者から散歩を勧められた』
「徘徊」の例文
「徘徊」の例文
・『祖父が毎晩徘徊するので困っている』
・『徘徊防止の為に2重ロックにした』
・『クマが檻の中を徘徊していた』
・『不良グループが毎晩街中を徘徊している』
まとめ
まとめ
今回は「散歩」と「徘徊」について紹介しました。
「散歩」は「目的意識を持って歩く」、「徘徊」は「あてもなくさまよう」と覚えておきましょう。