この記事では、「気持ち悪い」と「気色悪い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「気持ち悪い」とは?
「気持ち悪い」とは?
「気落ち悪い」には3つの意味があります。
1つめは、心や体の状態が悪いです。
胸がムカムカしたり、吐き気がしたりすることを指しています。
車が苦手な人が車に長時間乗っていると、この言葉が意味する状態になることがあります。
吐き気がしてきて、寝込んでしまいたくなるほど状態が悪くなります。
食べ過ぎてもこの言葉が指す状態になることがあります。
胃のあたりが重く、胸にもやもやとしたものがあり、吐き気がしてきます。
飲み過ぎたときもこういったことがあります。
吐いてしまったり、翌日も胸がムカムカしたり、体がふらつくような感じがしたりします。
2つめは、見たり触ったりしたときの感じが好ましくないです。
不快感を与えるようなことを指しています。
カエルの見た目をこのように感じる人は少なくありません。
カエルが苦手だという人もいることでしょう。
乾いた状態の靴下は、さっぱりしていて履いていて気持ちがよいです。
しかし、雨などで濡れてしまうと、ぐずぐずして不快に感じます。
そのときの状態がこの言葉が指すものです。
3つめは、わからないところや満足できないところがあって、心が晴れないです。
ある人の名前が喉元まで出かかっているのに思い出せないとき、この状態になります。
「気持ち悪い」の使い方
「気持ち悪い」の使い方
心身の状態、見たり触ったりした感じなどが、不快であることに使用をします。
「気色悪い」とは?
「気色悪い」とは?
「気色悪い」には2つの意味があります。
ひとつは、物事から受ける感じが好ましくない、不愉快であるのです。
滅多に人を褒めない人が、人を褒めています。
なぜ褒めているのか理由がわかりません。
普段やらないことをやっていて、その理由がはっきりしないと、その行為から不快であったり、好ましくなかったりする感じを受けることがあります。
そのような感じを指す言葉です。
もう一つの意味は、気持ちの状態が優れないです。
何か恐ろしいものを見たり、不快なものを見たりすると、気持ちが優れなくなってしまうことがあります。
そのときの感じを意味しています。
「気色悪い」の使い方
「気色悪い」の使い方
物事から受ける感じが好ましくなかったり、好ましくない気持ちの状態であったりすることを指して使用します。
「気持ち悪い」と「気色悪い」の違い
「気持ち悪い」と「気色悪い」の違い
前者は、心身の状態や、触ったり見たりしたときの不快な感じを意味しています。
後者は、主に物事から受ける感じや気分が好ましくないことを意味しています。
「気持ち悪い」の例文
「気持ち悪い」の例文
・『気持ち悪いので車を降りる』
・『食べ過ぎて気持ち悪い』
・『なまこの触り心地が気持ち悪い』
・『はっきり言ってくれないと気持ち悪い』
「気色悪い」の例文
「気色悪い」の例文
・『あんなものをみて気色悪くなった』
・『あのような行為は気色悪い』
・『気色悪いことをする』
・『非常に気色悪い』
まとめ
まとめ
一方は心身の状態や触ったり見たりした感じ、もう一方は物事から受ける感じや気分のことを指しており、やや意味合いが異なります。