この記事では、「電柱」と「電信柱」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。
「電柱」とは?
「電柱」とは?
「電柱」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「電柱」は「でんちゅう」と読みます。
「電柱」は、「電力会社が送電、配電を目的として建てた柱」のことを意味します。
また通信会社が通信用ケーブルを支持するために設置したものを指します。
さらに、電車が走るためには、架線が必要となりますが、その架線を張るための柱を「電柱」と呼びます。
特に、電力会社が送電や配電を目的として建てた柱のことは「電力柱(でんりょくちゅう)」と呼びます。
「電柱」の場合は、「電柱」の側面をよく見ると、「電力会社のプレート」が設置されていることが分かります。
そのため、「電柱」か「電信柱」なのか分からない柱を見たときに、プレートをチェックして、電力会社のものなら「電柱」と呼ぶことができます。
ちなみに、「電柱」の上部に設置されているバケツのようなものは、変圧器で、「電柱」に流れている電気は電圧が高すぎるため、家庭用の電圧に変圧するための機械となります。
「電信柱」とは?
「電信柱」とは?
「電信柱」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「電信柱」は「でんしんばしら」と読みます。
「電信柱」は「NTTなどの通信会社が、電話回線や光ケーブルなどを、各家庭に届けるために建てられた柱」という意味があります。
「電信柱」はNTTなどの通信会社の所有物のため、柱の側面を見ると、「NTT」などの通信会社のプレートが設置されています。
「電信柱」が初めて日本に設置されたのは、1854年で、ペリー提督が徳川家に進呈したモールス電信機を使用するためだったと言われています。
かつて「電信柱」は「電信棒」と呼ばれていた時代もありました。
「電柱」と「電信柱」の違い
「電柱」と「電信柱」の違い
「電柱」と「電信柱」の違いを、分かりやすく解説します。
「電柱」は、「電力会社が送電、配電を目的として建てた柱」のことを意味します。
一方の「電信柱」は「NTTなどの通信会社が、電話回線や光ケーブルなどを、各家庭に届けるために建てられた柱」という意味があります。
また「電柱」と「電信柱」の両方の機能を果たすために立てられた「共用柱」もあります。
このように、電力会社が使用するために作られた柱を「電柱」または「電力柱」と呼び、通信会社が使用するために作られた柱を「電信柱」と呼びます。
「電柱」と「電信柱」は所有する会社、使い道によって呼び方が違うことが分かりました。
まとめ
まとめ
「電柱」と「電信柱」の違いについて見てきました。
道を歩いていると、「電柱」か「電信柱」か見分けがつかないかもしれません。
その場合は、側面のプレートを確かめてみましょう。
電力会社のプレートがあれば「電柱」、また通信会社のプレートがあれば「電信柱」、さらにどちらのプレートもあれば、「共用柱」と見分けることができるでしょう。