この記事では、「完結」と「簡潔」の違いを分かりやすく説明していきます。
「完結」とは?
「完結」とは?
「完結」とは、締めくくりがつき、すべてが終わることという意味があります。
またある一つのまとまりとして、存在できているといったことでもあります。
「小説が完結する」「この漫画は完結している」などと使う場合は前者の意味で、お話が終わっているということを表しています。
一方で「おひとり様として完結しているので、今さら再婚なんて考える必要もない」「完結した論理だが、私はそれは正しいとは思っていない」などと言う場合は、それ自体でまとまったものとして存在しているという意味になります。
「簡潔」とは?
「簡潔」とは?
「簡潔」とは、表現の仕方が簡単である、そしてわかりやすいといった意味になります。
この「簡潔」の反対語となる言葉は「冗長」と言います。
「冗長」はくどくど長い、無駄が多くだらだらと長いといった意味になります。
「簡潔」と併せて覚えておくといいでしょう。
「簡潔な文章で良い」「みんな、時間がないのに無理して集まっている、簡潔に説明して欲しい」などと使います。
「完結」と「簡潔」の違い!
「完結」と「簡潔」の違い!
「完結」と「簡潔」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも「かんけつ」という読み方が同じです。
読み方は同じですが、意味はまったく違いますので、混同しないように気をつけてください。
「完結」とは、しめくくりがつきすべてが終わるといった意味になります。
もしくはそれ自体がまとまったものとして存在できているという意味もあります。
「完結」の場合、どちらの意味合いか前後にある言葉から判断するようにしましょう。
一方「簡潔」とは、表現が簡単であり、しかも要領を得ているといった意味になります。
つまり物事を説明する時、文章を書く時などは「簡潔」である方が相手にとって喜ばれることが多いわけです。
まとめますと「完結とは続いていたことがすべて終わる、それ自体がまとまっており存在できる」「簡潔とは簡単でわかりやすい」となります。
まとめ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「完結」と「簡潔」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
同じ読み方をしますが、意味はまったく違います。
それぞれの違いを理解して使い分けていきましょう。