この記事では、スラング用語の「ガキ夫」【がきお】の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。
「ガキ夫」とは?
「ガキ夫」とは?
家の中で家事や育児にも参加せず、子どものように自分から積極的に何かしようと行動しない夫を「ガキ夫」【がきお】と言います。
ソファの上でごろごろと一日中横たわっていたり、寝てばかりいるところが「子供」=「ガキ」に見えてしまう人は話し方もどこか子供のようで会話が成り立たちません。
小さな子供がいても育児に参加しないは、仕事が忙しいからと理由をつけて寝室にこもってしまう、家族と一緒にいるというのにスマートフォンばかりいじり、顔を向けようとしないところはまるで思春期の中学生のように見えるところから皮肉を込めて「ガキ夫」と呼ぶわけです。
「ガキ夫」の概要
「ガキ夫」の概要
時間があるというのに家族と一緒に楽しもうとせず、ひとりでゲームしたり、趣味して楽しむ旦那を「ガキ夫」と呼びます。
服は脱ぎっぱなしであったり、ゴミを捨てようともしないため部屋はごちゃごちゃに汚れている、食べたら皿を片付けようともせず、いつまでも置いたままなど言うことを聞かない小さな子供のようなところがまるで悪ガキのように見えるのです。
家族に目を向けるわけでもなく、自分だけの時間を楽しむ姿は非協力的であり、大人になりきれていない駄目な夫に見えるわけです。
元々は「ガキのような夫」という意味からきている言葉であり、何もしようとしないは、やろうともしない子どもに見える夫を意味しています。
この言葉が多くの人が知るようになった要因には、NHKで放送中の「あさイチ」で「ガキ夫」と使われたことで共感する女性に浸透していきました。
「ガキ夫」の使い方や使われ方
「ガキ夫」の使い方や使われ方
家族を顧みないで、自分だけの時間を過ごし、楽しむ子どものような夫を揶揄するように妻が「この人はガキ夫だわ」と皮肉を込めて言うとき使われています。
嫌味を込めて使う呼び方であり、悪い意味で使われています。
言動や行動が子供のようで成長しきれていない既婚男性にがっかりした気持ちと、大人であるのにまったくそう感じさせない夫を嫌う気持ちも込めて「あなたはまるでガキ夫だ」と伝えるわけです。
とくに、共働きの家庭であるのに夫が妻に育児も家事もすべて負担させて、協力しようとしない様子に腹が立ち、ひどいと感じる人が「使えないガキ夫なの」と怒りを込めて苛立ちをぶつけるときの言葉になります。
「ガキ夫」を使った例文(使用例)
「ガキ夫」を使った例文(使用例)
・『頼み事したら嫌な顔するガキ夫に腹が立つので顔を見ないようにした』
・『ガキ夫はしつこく話しかけるとキレるので、そっとしておくのが一番だ』
・『いつもは自己中心のガキ夫だが、今日は朝から家のことを手伝ってくれたので嬉しい』
協力しないから「これをやって」と頼むと怒る「ガキ夫」の顔を見ると、どうも苛立ちを覚える人はなるべく顔を見ないようにして距離を置きます。
そんな「ガキ夫」も珍しく自分の方から手伝ってくれることもあり、驚きと感動に包まれて仲良くなる人もいるわけです。
まとめ
まとめ
子供のようで困った旦那に悩む妻が皮肉と怒りを込めて「ガキ夫」と言って、自分の苛立つ気持ちを伝えるときに使う呼び方です。
そんな夫と一緒にいるだけで苛立ちを覚える人は、協力する気持ちになるよう工夫してみるのも態度を変えさせるいい方法になるでしょう。