この記事では、「講談」と「落語」の違いを分かりやすく説明していきます。
「講談」とは?
「講談」とは?
「講談」の意味と概要について紹介します。
「講談」の意味
「講談」の意味
「講談」は「こうだん」と読みます。
意味は、「演者が釈代(しゃくだい)と呼ばれる低い机の前に座り、張り扇で台を叩いてリズムを取りながら、戦国の物語などを観客に対して読み上げること」です。
「講談」の概要
「講談」の概要
「講談」は、「講談師」と呼ばれる人が、釈台という台の前に座り、張り扇で台をバシバシ叩いて調子を整えながら、観客に対して歴史的な軍記物や裁き物などの物語を興味深く語って聞かせる朗読劇のことを言います。
「講談」は、戦国時代に戦に疲れた大名を癒す為に、歯切れの良い語り口調で、物語に多少の脚色をして語る芸として発展したのです。
江戸時代に入ると「講談」は大道芸の一種となり、街角で演じられる様になりました。
次第に芝居小屋などで催される様になり、物語の内容も幅広くなっていったのです。
「落語」とは?
「落語」とは?
「落語」の意味と概要について紹介します。
「落語」の意味
「落語」の意味
「落語」とは、「演芸のひとつで、面白おかしく話をして最後に落ちを付ける話芸のこと」という意味です。
「落語」の概要
「落語」の概要
「落語」は、人を笑わせる為に、落語家という人達が、面白おかしく話をして、最後に落ちを付ける話芸のことを言います。
落語家は話の登場人物になりきり、それぞれの口調で会話をしながら物語を進めていきます。
登場人物は庶民で、話の内容も日常生活のエピソードに面白い落ちを付けたものになります。
落語家は、扇子を使いこなして、その時の情景が観客に分る様にパフォーマンスをすることもあります。
「講談」と「落語」の違い!
「講談」と「落語」の違い!
「講談」は「釈台を前に置き、歴史ネタを語る芸のこと」です。
「落語」は「座布団に座り、庶民的なネタを語り、落ちがある芸のこと」です。
まとめ
まとめ
今回は「講談」と「落語」の違いをお伝えしました。
「講談は歴史物語の読み上げ」、「落語は日常生活の話」と覚えておきましょう。