「イクジイ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、スラング用語の「イクジイ」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「イクジイ」とは?意味

「イクジイ」とは?意味

育児に協力する祖父という意味がある「イクジイ」は、積極的に自分の方から子育てに関与して助言したり、子育てに参加する人を指します。

おしめ交換したり、ミルクを飲ませる、泣いたら抱っこしてあやすなど、いろいろなことして手助けする姿はとても素敵だと感じる男性に対して使われている言葉です。

孫の面倒を見る世代の男性を指す言葉であり、高齢者でありながら疲れた顔も見せず、行動を起こすその行為に対してこのような呼び方をします。

自分の子供が仕事に行っている間に孫の面倒を見てあげたり、両親が遊びに行く、食事に行っている間に少しの間子育ての手助けしてあげることを「イクジイ」と言います。

「イクジイ」の概要

「イクジイ」の概要

抱っこしながらミルクをあげたり、ベビーカーを押して散歩するなど様々な行動見せて育児に参加することを「イクジイ」と言います。

共働きしているため生まれたばかりの赤ちゃんを祖父が預かって面倒見て、育てていくことの面白さに気がつき、今では積極的に参加して、協力的な姿を見せるわけです。

すでに会社は定年を迎えているため会社に行く必要もなく、ずっと家にいることを活かして育児に参加する「イクジイ」には、時間や金銭的にも余裕がある祖父が参加していることが多く、子供をあやした経験を活かします。

育児【いくじ】と爺【じじい】を掛け合わせて作られたのが「イクジイ」と言い表し、この言葉は『新語・流行語大賞2012年』にノミネート50語に選ばれており、2012年からは中高年の間でも使われるようになりました。

「イクジイ」の使い方や使われ方

「イクジイ」の使い方や使われ方

かわいい孫の育児に協力する中高年の男性を「あの人は素敵なイクジイだ」と言い表し、協力的で素敵な人だと褒めるときに使います。

共働きの子供を持つ中高年男性が育児に参加して子育てを助けられば「助けになるイクジイだ」と尊敬の念を込めて褒めるわけです。

「イクジイは褒めることでその才能が伸びる」と使ってみたり、「尊敬することでイクジイは伸びる」と使われており、最初から持つ能力を伸ばすためには褒めたり、尊敬することが必要になります。

類義語に「イクバア」があり、おばあさんと呼ばれる世代が娘、息子の代わりとして育児に参加して貢献するときに使います。

「イクジイ」を使った例文(使用例)

「イクジイ」を使った例文(使用例)

・『娘が仕事で家にいない時間が長い家庭にイクジイは活躍する』
仕事で家を留守にしている家庭において、育児に積極的に参加するおじいさんが登場しています。

・『少子高齢化になると子供にお金と時間を注ぎ込むイクジイが増えてくる』
かわいい孫のため自分の趣味よりも育児を優先にして協力するお年寄りが増えてくるわけです。

・『孫を育てるために関わるおじいさんを応援するイクジイプロジェクトでは、礼儀や道徳心を教える』 2011年4月に立ち上げられたプロジェクトでは、子供が正しく成長するための礼儀や道徳心を教えます。

まとめ

まとめ

孫の面倒を見るため自分から積極的に参加して頑張るおじいさんを「イクジイ」と呼び、家族の手助けになるよう協力する人を「イクジイ」と呼びます。

育児に参加することで家族と楽しく交流したり、地域住民と関わる機会が増えたりといいことが多く、痴呆症予防にもなる効果も期待できるでしょう。

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