この記事では、「断捨離」と「片付け」の違いを分かりやすく説明していきます。
「断捨離」とは?
「断捨離」とは?
不要な物を捨て、物への執着から離れ、それによって自由な思想を手に入れようとすることです。
ただ物を捨てるのではなく、必要な物と不要な物を見極め、いらないと判断されたものは手放して、心身共に心地よい生活を手に入れることです。
物をいくつも持っていると、それを管理しなければなりません。
普段はクローゼットなどの中に収納されていて目につかなくても、頭のどこかには物のことがあります。
物があるほど頭の中のスペースは使われてしまい、心がもやもやとした状態になります。
物が減ると心はすっきりとします。
部屋は自分の心の状態を表しており、部屋がすっきりすると心もすっきりとするのです。
また、物が減ることで物の管理をする必要がなくなります。
これによっても心が軽くなります。
ただ捨てればいいのではなく、その物が自分にとってどのような存在なのかを考えて、手放したり、手元においておいたりします。
むやみやたらと物をゴミ袋に入れることではありません。
「断捨離」の使い方
「断捨離」の使い方
必要のない物を捨てて、執着から離れて、快適な生活をすることを指して使用をします。
物を捨てるという行為だけでなく、思想も含めて使う言葉です。
「片付け」とは?
「片付け」とは?
乱れている状態のものを整った状態にすることです。
混乱した状態の物事を整理することです。
部屋の床におもちゃが散らばっています。
足の踏み場がなく、乱れた状態です。
散らばっているおもちゃをおもちゃ箱に入れれば、床が見えるようになり、部屋が整った状態になります。
ソファーの上に洋服が広げられています。
これではソファーに座ることができません。
この状態は乱れた状態といえます。
ソファーの上にある洋服をたたみ、引き出しにしまいました。
これによってソファーの上は整った状態になりました。
このような、乱れた状態を整った状態にすることを意味する言葉です。
この言葉が指すものは、物質のことだけではありません。
たとえば、親戚の間で遺産相続の問題があったとします。
ごたごたした状態です。
親戚と話し合うなどして、このごたごたを整理することも、この言葉が指すものです。
「片付け」の使い方
「片付け」の使い方
乱れていることを整った状態にすることを指して使用をします。
「宿題を片付ける」「問題の片付けをする」のように、ごたごたした物事を整理することにも使用します。
「断捨離」と「片付け」の違い
「断捨離」と「片付け」の違い
前者は、物を捨てて快適な生活を手に入れることです。
思想も含めたものです。
後者は整理をすることで、必ずしも物を捨てる行為が伴うわけではありません。
また、思想を伴うものではありません。
「断捨離」の例文
「断捨離」の例文
・『断捨離の本を読む』
・『友人は断捨離にはまっている』
「片付け」の例文
「片付け」の例文
・『明日こそは片付けをする』
・『1日かけて片付けをする』
まとめ
まとめ
2つの事柄は同じものだと思われることがありますが、一方は思想を含めたもの、もう一方はそうではないもので、それぞれ異なる事柄です。