「チクる」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、スラング用語の「チクる」の意味や使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「チクる」とは?意味

「チクる」とは?意味

人に言ってはいけないことを伝えてしまう行為を「チクる」と言い、陰口のように失敗や劣っているところ噂話などを話して楽しむことを指します。

黙っていてと念をおしたのに、テストでカンニングしたことを教師に告げたり、仕事の失敗を隠していたことを上司に密告するように、あえて人に伝えることで陥れたり、立場を悪くするなどして相手を蹴り落とすわけです。

このように、「チクる」相手は日頃から仲が悪く、毛嫌いしている人であり、いつか弱みを握って人から嫌われるようにしたり、笑われるようにして精神的な制裁を与える意味で知られたくないことを言いつけて追い落とします。

「チクる」の概要

「チクる」の概要

知られたくないと思うことを簡単に目上の者や権力がある人へ告げ口して、相手に可愛がられようとする人がいますが、このような行為を若者の間では「チクる」と言い表し、卑劣な「チクり屋だと嫌われます。

何度注意してもこの行為をやめない人は常習犯に感じれば「チクり魔」と呼び、嫌うこともあります。

仲間だと思っていた者に告げ口された人は、精神的に強い衝撃を受けるだけでなく、信用できないと感じては人間不信に陥る場合もあるなど、悪い意味で使われる言葉なのです。

反対に、職場で横領している社員について会社側へ伝えたり、生徒を虐める卑劣な行為する教師の行為を教育委員会に「チクる」ことでひどい行為を辞めさせるためあえて密告する場合もあります。

「チクる」の使い方や使われ方

「チクる」の使い方や使われ方

相手が人に知られたくない行為を職場の人や家族に伝えて叱ってもらおうと思うとき、「チクってやる」と言うことで謝罪させたり、言うことを聞かせるときに使いますし、目の前の卑劣な行為を黙って見られない人は「チクった方がいい」と黙っているか、人に伝えた方がいいと迷う状況でも使われています。

反対に、「チクられるような行為した人が悪いでしょ」と感じる人もいて、密告されないよう自分の行動や考えを見直した方がいいと考えを表すときも使われている言葉です。

「チクる」を使った例文(使用例)

「チクる」を使った例文(使用例)

・『いじめっ子の女子生徒がテストでカンニングしていることを知り、教師にチクる』と、いつも人をいじめて喜ぶひどい人の弱みを握ったとき、精神的なつらさを与えるため知られたくないことを密告して、叱ってもらおうと考えるわけです。

・『自分だけが助かるため仲間が犯した悪さをチクり、一人だけ解放された仲間に腹が立つ』
自分だけは助かろうと思う人は、知られたくない弱みを話して簡単に仲間を見捨てる行為に出ることがあります。

・『チクることに罪悪感がない俺は、今日も自分の株を上げるため同僚の弱みを上司にチクる』
上司に少しでも気に入られようと、一緒に働く社員と仲良くしておいていろいろな話を聞きだし、知られたくないことを伝える根性の悪い人もいるのです。

まとめ

まとめ

たいていの場合は、人を不利にするために知られたくないことを伝えて蹴り落とし、自分が有利になるよう仕向けるときに使う言葉になります。

しかし、「チクる」方もあまりいい印象にならないため、「チクる」のはよく考えてから実行したほうがいいでしょう。

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