「ネガキャン」とは？意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

SNSでよく使われる言葉に「ネガキャン」があります。

この言葉はどのような意味で使われているのでしょうか。

今回は、「ネガキャン」の意味と類似表現について解説します。

「ネガキャン」とは?意味

「ネガキャン」とは「悪い噂や悪標を流布させイメージをダウンさせる連帯運動」を意味する言葉です。

「ネガキャン」の概要

「ネガキャン」は「ネガティブキャンペーンの略語」です。

「企業や団体などを対象に行われる世間に悪い印象を持たせるためにあれこれと行われる活動」を指す言葉で主にSNSやネット掲示板などで使われているネットスラングの一種です。

「ネガキャン」の対象になるのは企業や団体、スポーツチームや政治家など世間からの評判が重要な存在全てです。

評判の良し悪しが成果や成績に直結する彼らにとってイメージダウンは致命傷になりかねません。

「ネガキャン」を行うものはそのことを理解した上でせっせと悪いうわさを流し世間が悪い印象を抱くよう活動します。

「ネガキャン」によるイメージダウン攻撃は直接的なものではありませんがその効果は絶大です。

特にイメージが重要な芸能人や政治家にとって「ネガキャン」は頭の板異問題です。

CMキャラクターなどは世間が抱くイメージや印象が全てと言っても過言ではありません。

ささいな出来事をきっかけに「ネガキャン」をされてしまったことで大きな仕事を失ってしまったケースもあるほどです。

ネット上では特定の企業やメーカーに対して「ネガキャン」が行われるのはよくあることです。

有名企業や大手ゲームメーカーなどは愛してくれるたくさんのファンを抱えているのと同時に嫌っているアンチもつきまといます。

アンチは自分たちが嫌う企業やメーカーの悪評を書き込んだり製品や商品の悪い点ばかりを強調して取り上げたりなどして積極的に「ネガキャン」を行い評判を貶めるため躍起になって活動します。

ネット上にあふれる情報の中には「ネガキャン」のために書かれた悪意あるものが少なくありません。

一見してそうとわからない情報が悪意ある工作によって流されたネガティブ情報である可能性は常につきまといます。

特に製品レビューや作品の感想などには多くの「ネガキャン」が紛れ込んでいるので要注意です。

「ネガキャン」の言葉の使い方や使われ方

・『アンチによるネガキャンのせいでネット上に悪い評判があふれている』
・『偏った見方で書かれた文面はどう考えてもネガキャンとしか思えない』
・『選挙中にネガキャンを仕掛けられたが相手にしなかった』
・『怪文書のような古典的なネガキャンは高齢の人間が首謀者である可能性が高い』

「ネガキャン」の類語や言いかえ

・誹謗中傷
「根も葉もない悪いうわさや悪口を言いふらして相手を傷つけること」を意味する言葉です。

批判や批評とは違い一方的に悪くいうことを表します。

場合によっては法律にふれてしまうため「ネガキャン」は抵触しないギリギリのラインで仕掛けられます。

・情報工作
「特定の目的のため情報を操作したり改ざんしたりして都合良くねじ曲げること」を意味する言葉です。

「ネガキャン」も「情報工作」の一種です。

まとめ

「ネガキャン」はネットで生まれた表現ですが既に一般にも使われるほど広まっています。

情報化社会において重要なキーワードなので躍らされることのないようにリテラシーを身につけておくことが大切です。