「ノーカン」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

若者が使う言葉「ノーカン」とはどのような意味なのでしょうか。

今回は、「ノーカン」の意味と類似表現について解説します。

「ノーカン」とは?意味

「ノーカン」とは?意味

「ノーカン」とは、「数えるべきものを数えないこと」を意味する言葉です。

「ノーカン」の概要

「ノーカン」の概要

「ノーカン」とは否定の意味を表す「ノー」に数えることを意味する言葉「カウント」を組み合わせた「ノーカウント」の略語です。

本来の意味は「数えないこと」を意味しますがそこから転じて「勘定をなかったコトにする」「カウントをとらずにやり直す」という意味で使われています。

「ノーカン」は遊びとして行われるスポーツやゲームでよく使われる表現です。

本来であれば一点入ったりストライクが一つ増えたりするところを「ノーカン」にすることで得点やストライクを増やすことなくなかったことにしてやり直します。

突発的なトラブルや予想外の事態が起きた時などそのプレーをカウントすることが公平に反する、あるいはゲームの面白さが損なわれるようなときなどに正式なルールとは別にカウントをやり直す行為が「ノーカン」にあたります。

基本的には当事者同士の合意によりルールを超えてカウントをとらない行為が「ノーカン」にあたりますが、ルールの中に「ノーカン」が組み込まれているスポーツやゲームもあります。

正式な手順を踏まずにプレーが再開されたときレフェリーの支持によりもう一度プレーをやり直す場合などはやり直す前のプレーをなかったコトにする「ノーカン」にあたる行為です。

テーブルゲームなどでも「ノーカン」という表現がしばしば使われます。

有名なところでは将棋で相手に指し手をやり直してもらう「待った」「ノーカン」に相当する行為です。

「カウントしないこと」という意味から転じて「直前の行動をなかったことにしてやり直すこと」という意味でも「ノーカン」という言葉が使われています。

「今のはノーカン」という場合は「今やったことはなかったことにしてもう一度やり直したい」という意志を表明しています。

「ノーカン」の言葉の使い方や使われ方

「ノーカン」の言葉の使い方や使われ方

・『突風でプレーが中断したので先ほどの投球はノーカンでやり直しになった』
・『ノーカンを要求したところで認められるはずがない』
・『初心者同士なので空振りはノーカンというルールでプレーすることになった』
・『自分のミスだけノーカンを要求するのは虫がよすぎる』

「ノーカン」の類語や言いかえ

「ノーカン」の類語や言いかえ

・無効
「効力がないこと」を意味する言葉です。

「ノーカン」は行為やプレーの効力を認めないことを意味する言葉なのでほとんど同じ意味になります。

・勘定の外
「勘定している数から外れていること」を意味する言葉です。

本来数えるべきカウントから外れていることをあらわす言葉ですが「ノーカン」がカウントをなかったことにするのに対し、こちらは数えているカウントとは別枠で勘定している時にも使われています。

まとめ

まとめ

「ノーカン」というのは若者を中心に広く使われている言葉ですが年配の人たちにも当たり前に使われている表現です。

かなりくだけた言い方であり正式な場面で使われることは少ないものの日常会話でも登場する機会の多い言葉なので意味を知っておきましょう。

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