この記事では、「吃驚」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「吃驚」の正しい読み方は「きっきょう」と「きょうがく」どちら
「吃驚」の正しい読み方は「きっきょう」と「きょうがく」どちら
「吃驚」には2つの読み方があります。
1つ目は「きっきょう」で、音読みになります。
音読みとは、漢字が伝わってきた中国の発音を元にした読み方です。
2つ目は「びっくり」で、熟字訓という読み方です。
熟字訓とは、2文字以上の漢字(熟字)に、本来の意味をあてはめて普段使わない読み方をする文法です。
「吃」の音読みは「きつ」、訓読みは「ども(る)・く(う)・す(う)」、「驚」の音読みは「きょう」、訓読みは「おどろ(く)・ おどろ(かす)」です。
「吃」を「きっ」と読むのは促音化(そくおんか)です。
促音化とは、2つの語が組み合わさって1つの語になる時に、発音しやすくするため、前の語の語尾が「っ」に変化する文法です。
「きょうがく」は「驚愕」と書き、別の語です。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
「吃驚」の正しい読み方は「きっきょう」「びっくり」の2つで、意味は同じです。
「きょうがく」とは読みません。
「吃驚」の意味
「吃驚」の意味
「吃驚」の意味は、「突然のことや意外なことに一瞬おどろく様子」です。
「びっくり」の語源は「びく」という言葉で、かすかな動きを表す擬態語です。
「びく」から「びくり」になり、促音化して「びっくり」になり、意味も「驚いて小さく動くこと」「驚くこと」になりました。
「吃」は「一瞬言葉がつかえること」という意味で、「驚いて一瞬言葉がつかえる」という意味の漢字としてあてはめられました。
「吃驚」の言葉の使い方や使われ方
「吃驚」の言葉の使い方や使われ方
「吃驚」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『人々の吃驚(きっきょう)する様子がおかしかった』
・『急に声を掛けられて吃驚(びっくり)する』
・『エジソンも吃驚(びっくり)するほどの発明だ』
まとめ
まとめ
今回は「吃驚」の読み方について紹介しました。
「吃驚」の正しい読み方は「きっきょう」「びっくり」で、「きょうがく」とは読みません。
正しく読める様に覚えておきましょう。