この記事では、「始終」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「始終」の正しい読み方は「しじゅう」と「ししゅう」どちら
「始終」の正しい読み方は「しじゅう」と「ししゅう」どちら
始終の漢字を目にした人の中には、ししゅうと読んでしまう人もいるものです。
漢字の構成を見ると確かに最初の始には、しという読みがあるし、後の終には、しゅうという読みがあります。
そのためそれら2つの漢字の読みを合体させる事で、始終を、ししゅうと読んでしまうのです。
所が始終は、ししゅうとは読まず、しじゅうと読むのが正しい読み方となっています。
正しい読み方の結論
正しい読み方の結論
始終は、しじゅうと読むべき言葉です。
とはいえ始終を、しじゅうと読む事に、引っ掛かりを覚える人は珍しくありません。
というのも最初の始の漢字はそのまま、しと読む事が出来るので理解出来ますが、問題は後ろの終の漢字です。
何故終の漢字を、しゅうではなく、じゅうと読むのかが分からないという人がいたりします。
それもそのはずで、これは日本語の連濁という少し特殊な読み方によるものだからです。
ちなみに連濁とは、2つの語が結び付いて1つの語になる際、発音し易くするために後ろの語の語頭が、清音から濁音に変化する事があります。
始終はこの連濁により、ししゅうではなく、しじゅうと読むのです。
「始終」の意味
「始終」の意味
始終は、はじめるやおこりといった意味がある始の漢字に、おわるやおわりといった意味を有する終の漢字を付け足す事によって成立した言葉となっています。
だからこそ始終は、物事の始めから終わりまでやいつも、しょっちゅうといった意味を表すのです。
「始終」の言葉の使い方や使われ方
「始終」の言葉の使い方や使われ方
・『彼は事件の一部始終を目撃した様です』
・『うちの父は始終大きな声で話をする人です』
・『彼は始終文句を言い続けていました』
まとめ
まとめ
始の漢字には、しという読みがあり、終の漢字には、しゅうという読みがあります。
ですが始終を、ししゅうと読むのは間違いで、しじゅうと読むのが正解な言葉です。
そんな始終は、事の始めから終わりまでや常に、といった意味を示す際に、用いられる言葉となっています。