「失言」と「放言」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「失言」「放言」の違いを分かりやすく説明していきます。

「失言」とは?

「失言」とは?

言ってはならないことを、うっかり言ってしまうことです。

ある場面では、言っていいことと言ってはいけないことがあります。

たとえば、大雨で被害を受けた地域があったとします。

その地域に対して、「雨で終わった」などといえば、被害を受けた人たちのことを考えていない発言といえるでしょう。

この場合、この言葉は言ってはいけないことです。

たとえ、心の中でそう思っていても、口に出してはいけないのです。

そういった、言うべきでないことを言ってしまうことを、この言葉は意味しています。

何を言っていいのか、何を言ってはいけないのかは、その発言をする人が考えなければなりません。

また、言っていいこと、悪いことは、状況や時代によって変化します。

「失言」の使い方

「失言」の使い方

言葉にして出すべきでないことを、うっかり言葉として出してしまうことについて使用をします。

議員が発言した内容に対して使われることが多くあります。

「放言」とは?

「放言」とは?

周囲の人や将来への影響を考えずに、思ったことを無責任に口に出すことです。

あるところに「100万台のロボットタクシーを走らせる」と言った人がいたとします。

このことを聞いて、「そんなことになったらタクシー運転手の仕事がなくなる」と不安になる人もいることでしょう。

そして、この発言は実現するのかわかりません。

本当に実現できるのかわからないことを言って、周囲に迷惑をかける可能性があります。

この発言は、周囲の人や将来への影響を考えていないといえるでしょう。

自分の言ったことがどう影響するのか考えずに言っているのです。

こういった、周りのことを考えずに無責任に言うことを「放言」といいます。

言っている本人は、周りへの影響などまったく考えていません。

周囲から「放言」だと指摘されて気がつくことが少なくないです。

「放言」の使い方

「放言」の使い方

責任を考えずに言われたことについて使用されます。

政治家の発言などについて使われることが多いです。

「失言」と「放言」の違い

「失言」と「放言」の違い

どちらも発言に関係している言葉で、似たような意味を持っているのですが、やや違う部分があります。

前者の言葉は、言うべきでないことを言ってしまうことを指しています。

後者の言葉は、周囲の人や将来への影響を考えずに行ってしまうことを指しています。

「失言」の例文

「失言」の例文

・『失言が問題になる』

・『失言が大きな影響を与える』

・『またもや失言をした』

・『失言に対して多くの非難があった』

「放言」の例文

「放言」の例文

・『○○氏の放言が物議を醸しだす』

・『何度も放言をしており、問題になる』

・『放言が目立つ人物』

・『放言を繰り返している』

まとめ

まとめ

どちらも発言に関係する言葉です。

似たような意味を持っているのですが、一方は言うべきでないことを言うこと、もう一方は無責任に言うことを意味しています。

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