「我欲」と「私欲」の違いとは？分かりやすく解釈

当記事では、「我欲」と「私欲」の相違点を分かりやすく説明していきます。

「我欲」とは?

我欲は、がよくと読むべき言葉です。

文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、自分や自分本位といった意味の我の漢字に、ほしがるや自分のものにしようと願うといった意味がある欲の漢字を付け加える事で誕生した言葉となっています。

以上の事から我欲は、自分だけの利益や満足感を求める事を示すのです。

「我欲」の言葉の使い方

我欲は、自分だけの満足や利益を求めるといった意味に用いられる言葉となっています。

我欲が強いや、我欲を捨てるといった形で使用される事が見られる言葉です。

「私欲」とは?

私欲は、しよくと読むのが正解な言葉となっています。

漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事となりますが、個人の立場やわたしといった意味を持つ私の漢字に、ほしがる気持ちや満たしたい思いといった意味を有する欲の漢字を付け足す事で成立した言葉です。

だからこそ私欲は、自分一人の利益のみを考える気持ちを表します。

「私欲」の言葉の使い方

私欲は、己だけの利益を求めている気持ちといった意味に使われる言葉です。

自分だけの欲だけを求め考えているという意味の言葉であり、私欲にまみれるや私利私欲といった使い方を見掛ける事が出来ます。

「我欲」と「私欲」の違い

我欲と私欲の漢字表記を見比べれば、即座に最初の漢字が、我と私という明確な違いがある事に気付けるものです。

所が2文字目は共に、欲の漢字で、どちらも自分一人の利益を求める、といった同じ意味を持っています。

ただし同じ意味合いでも相違点を見出すと、我欲の方が私欲よりも、自分本位の度合いが強めな表現と言えるのです。

まとめ

2つの言葉は、最初の漢字に違いがあるものの、2文字目の漢字が同じで、共に自分だけの利益を求める、といった似た意味を所有する言葉同士となっています。

とはいえ同じ様な意味でも度合いに違いがあり、私欲よりも我欲の方が、自分本位さがより強くなっている言葉です。