雨の日に使う用具として「レインウェア」と「レインコート」がありますが、このふたつはどのような違いで区別されているのでしょうか。
今回は、「レインウェア」と「レインコート」の違いについて解説します。
「レインウェア」とは?
「レインウェア」とは?
「レインウェア」とは、「雨よけのために身につける装身具」を意味する言葉です。
「レインウェア」の使い方
「レインウェア」の使い方
雨の日に外出するときには濡れないように準備し傘など専用の道具を使います。
雨対策に使う道具のうち「洋服や靴など身につけて使用する雨用の装身具」を「レインウェア」といいます。
「レインウェア」は身に付ける物全般を指します。
防水性のシャツや水を弾く撥水性のズボン、水の浸入を防ぐ長靴や水に強いキャップなど雨対策用の雨具として用いる衣服や装身具全般が「レインウェア」です。
「レインウェア」に厳密な定義はなく雨用として使われている物全般が含まれます。
水を弾くものや水の浸入を防ぐものといった防水性に優れた物以外にも速乾性の生地を使った濡れてもすぐ乾く服や濡れた路面で滑りにくいスニーカーなど直接的な防水以外の性能に優れるものも雨用なら「レインウェア」です。
「レインコート」とは?
「レインコート」とは?
「レインコート」とは、「雨で体がぬれるのを防ぐために着用する外套」を意味する言葉です。
「レインコート」の使い方
「レインコート」の使い方
衣服のうち体の最も外側に着用するものを「外套」といいます。
一般的にはコートと呼ばれることがおおい外套のうち「雨水対策として着用するコート」が「レインコート」です。
「レインコート」は水を通さない素材で作られているので着用することで体が雨に濡れるのを防ぎます。
傘と違い両手が自由に使えるので雨天でも屋外で作業するときや傘をきちんとさすのが難しい小さい子どもなどを中心に使用されています。
現代ではビニールやナイロンなど水を通さない素材で作られたものがほとんどですが、わらを編んで作る「簑」や布地に防水処理を施した「合羽」など古くから使われている「レインコート」も存在します。
「レインウェア」と「レインコート」の違い
「レインウェア」と「レインコート」の違い
雨の日に着用する装身具が「レインウェア」、雨の日に着用する装身具のうち雨専用の外套が「レインコート」という違いで区別されます。
「レインコート」は「レインウェア」の一種ですが「レインウェア」という場合は外套だけでなくシャツや靴なども含みます。
「レインウェア」の例文
「レインウェア」の例文
・『雨の日でもマラソンができるようにレインウェアを買いそろえる』
・『最近のレインウェアはおしゃれなデザインのものが多い』
・『長靴やレインブーツもレインウェアに含まれる』
「レインコート」の例文
「レインコート」の例文
・『傘を忘れたのでレインコートを着る』
・『雨の日に自転車に乗るならレインコートが必須だ』
・『雨の中レインコートを着込んだ警察官が交通整理している』
まとめ
まとめ
「レインウェア」と「レインコート」はどちらも雨具を意味しますが指しているものに違いがあります。
どのように着用するのかに注目してふたつの言葉を使い分けましょう。