この記事では、「情勢」と「状況」の違いを分かりやすく説明していきます。
「情勢」とは?
「情勢」とは?
「情勢」とは時間によって変化していく物事の現在やその時々の様子です。
特に「情勢」と言う場合には自分の周りなどの狭い範囲ではなく、国全体がどのような様子になっているかであったり、国どころか世界中がどのような動きを見せているかという広い範囲の様子を指します。
現地を侵攻している軍の動きと街や住民がどのような被害を受けているかなどの物理的なものだけでなく、経済がどのように動いているかなどの概念的な分野に関しても、時とともに変化し続けるものなら使われる言葉です。
「状況」とは?
「状況」とは?
「状況」とは時間とともに移り変わっていく物事のその時々の様子です。
特に自分が直面した場面であったりスポーツ試合の現在の様子など、比較的狭い範囲の様子についてが「状況」と言われます。
「状況」も「情勢」と同じく経済など広い範囲に影響が出るものにも使われますが、比較的狭い範囲の様子を指すことから基準となる通貨が他の通貨だといくらなど、全体ではなく全体を変化させる要素の一つひとつを取り上げて使われることがほとんどです。
「情勢」と「状況」の違い
「情勢」と「状況」の違い
「情勢」と「状況」の違いを、分かりやすく解説します。
国や世界単位など大きな視点で時間によって変化していく物事のその時々の様子が「情勢」です。
それに対して「状況」は自分の周囲や個人間の仕事の進行など、比較的狭い範囲での時間経過で変化していく物事の様子を指します。
各々の場面の様子が「状況」であり、数多くの「状況」が相互に影響を与えた結果変化し形作られるものが「情勢」とも言えるでしょう。
まとめ
まとめ
時間経過で変わる物事の様子を指す場合にそれが国単位などの広い範囲なら「情勢」で、それよりは狭い範囲であれば「状況」と呼ぶと考えれば問題ありません。
国単位世界単位で話すことより自分や相手の身の回りの様子について話すことのほうが一般的には多いので、基本的には「状況」が使われることが多いでしょう。