「小雨」と「霧雨」は同じ雨の降り方なのか。
それとも、「小雨」と「霧雨」には明確な違いがあるのか。
この記事では、「小雨」と「霧雨」の違いを分かりやすく説明していきます。
「小雨」とは?
「小雨」とは?
「小雨」の読み方は「こさめ」です。
小さな雨と書く「小雨」は少し降る雨や小ぶりの雨を指す言葉です。
しかし、この説明だけでは人それぞれ「小雨」と呼ぶ感覚に違いが生じてしまう可能性があります。
そのため、気象において「小雨」というためには決められた条件を満たす必要があります。
「小雨」の場合、雨が降り続く時間は数時間。
そして、雨量は1㎜に達しない程度。
この条件を満たせば、「小雨」になります。
「霧雨」とは?
「霧雨」とは?
「霧雨」の読み方は「きりさめ」です。
霧の雨と書く「霧雨」は、桐のように細かな雨を指す言葉です。
しかし、この言葉だけでは人の感覚によって「霧雨」の定義が異なってしまいます。
そのため、気象において「霧雨」というためには決められた条件を満たす必要があります。
「霧雨」の場合、微小な雨粒を指し、その直径は0.5㎜未満となります。
この条件を満たせば、「霧雨」になります。
「小雨」と「霧雨」の違い
「小雨」と「霧雨」の違い
「小雨」も「霧雨」も同じ少量の雨を意味する言葉に違いはありません。
ただし、厳密には違いがあり、「小雨」の場合、雨の強さや弱さ。
降る雨の量を基準として、1㎜に達しない雨量のことを「小雨」と言います。
一方、「霧雨」は雨の降る量ではなく雨粒自体の大きさによって判断されます。
「霧雨」と呼ぶには、雨粒の直径が0.5㎜未満と決められています。
このように、「小雨」は雨の降る量が1㎜に達しないもの。
「霧雨」は雨粒の直径が0.5㎜未満であることと、全く異なった条件が定められています。
また、「霧雨」の場合、気象用語となるため、天気記号が定められています。
一方、「小雨」には天気記号がありません。
まとめ
まとめ
以上のことから、同じ少量の雨でも「小雨」と「霧雨」には明確な違いがあることがわかります。