「メシウマ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

大手掲示板やSNSなどで使われている言葉「メシウマ」とはどのような意味なのでしょうか。

今回は、「メシウマ」の意味とよく似た意味を持つ類語について解説します。

「メシウマ」とは?意味

「メシウマ」とは?意味

「メシウマ」とは、「他人の不幸で今日もメシがうまいの略語」「人の不幸を見て溜飲を下げること」を意味する言葉です。

「メシウマ」の概要

「メシウマ」の概要

噂話の種にしたり話題に乗せたりすることを「肴にする」といいます。

肴は「さけと一緒に食べる食べ物」が本来の意味ですが主席などで酒を楽しむためにさまざまな話題が上がる様子をなぞらえて「面白半分に話題にすること」を肴にすると表現します。

「メシウマ」「人の不幸を肴にして面白おかしく楽しむこと」を意味する言葉です。

他人の不幸や失敗を見て喜ぶのは行儀のいいことではなく世間的には不謹慎とされていますが本心では面白くてたまらないと考える人が少なくありません。

誰の心にも程度の差こそあれ潜んでいる他人の不幸を見て喜ぶ気持ちをネット上では「他人の不幸のおかげで今日もメシがうまい」と表現しますが個の言葉を省略したものが「メシウマ」です。

「メシウマ」が誕生したのは2000年代初頭だとされています。

そもそもの始まりは嫌いな野球チームが負けるとメシがうまくなる、というものでした。

ライバルチームが負ける、すなわちひいきチームが有利になることで気分も上がり食事も美味しくなるというところから誕生した言葉ですがそこから転じて「人の不幸を見たことで気分が良くなること」という意味で使われるようになったとされています。

「メシウマ」は慎むべき態度とされている「人の不幸を喜ぶ」様子を表している言葉です。

顔の見えないネット上のコミュニケーションだからこそ成立している言葉で面と向かって不幸な相手の前で喜んだら必ずトラブルになります。

あまり良くない態度であることを理解した上で本音を隠す必要がないネットという場のみで「メシウマ」を使うのであれば許容範囲ですが、リアルの人間関係では使うべきではありません。

「メシウマ」の言葉の使い方や使われ方

「メシウマ」の言葉の使い方や使われ方

・『巨人が5連敗でメシウマ』
・『調子に乗っていたタレントがスキャンダルで干されてメシウマである』
・『ライバルがミスで自滅してくれてメシウマというほかない』
・『戦闘が転んだおかげで金メダルがとれたのはメシウマだ』

「メシウマ」の類語や言いかえ

「メシウマ」の類語や言いかえ

・人の不幸は蜜の味
「他人の不幸や不運ほど楽しい物はない」という意味の言葉です。

古くからある表現でこの言葉を現代風にしたネットスラングが「メシウマ」です。

・いい気味
「嫌いな相手が不幸な目に合うのを喜ぶ気持ち」を意味する言葉です。

悪いことをしていた人に天罰が下るような胸がすっとする気持ちを指します。

・ざあぁ
「人の不幸や不運に対し喜びの気持ちを覚えながら発する罵声の言葉」です。

「ざまぁみろ」の略語で復讐やリベンジをテーマにした作品のジャンルとしても使われています。

まとめ

まとめ

ネットでは広く普及している「メシウマ」ですが言葉の意味そのものがあまりいいものではないためリアルで使うのは避けたほうがいいでしょう。

ネット上でも相手の気持ちや場の空気を読んで使わないとトラブルになるので注意してください。

タイトルとURLをコピーしました