「ぐったりはくも」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

この記事では、「ぐったりはくも」の意味を分かりやすく説明していきます。

「ぐったりはくも」とは?意味

「ぐったりはくも」とは?意味

岡山駅から出雲市駅を結ぶ特急列車「ゆったりやくも」のおもに鉄道ファンの間で使われる俗称です。

このゆったりやくも号は1973年に製造開始された381系振り子式車両を使用しており、カーブの際に車体を傾斜させて速度を向上させる機能を持っている反面、乗り心地が悪化しており「ぐったり」「吐くも」などと俗称がつけられてしまっています。

車体も古くなっており、設計が古いということも一因ではあります。

2022年時点でのJRの特急電車では設計年度は最も古い部類となっています。

ただし、シートなどはリニューアルを行っています。

振り子式列車はかなり世代を経ているため次世代車両ではこのイメージを払拭できる可能性もありえます。

「ぐったりはくも」の概要

「ぐったりはくも」の概要

ゆったりやくも号は2024年春から新型列車が導入される予定となっており、ここで評価が変わるチャンスとなっています。

ここでぐったりはくもの評価が払拭できなかった場合少なくとも25年はその名前が続いてしまうおそれがあります。

なお、新型車両も振り子式列車であることは確定しており、振り子方式のメカニズム自体は変更される予定です。

振り子式列車はあずさ号、しまんと号、しなの号、ソニック号など日本各地で走っていますが、すべての列車で俗称がついているわけではありません。

ただし古い車両は揺れがひどかったという評価はついて回っています。

列車名の「ゆったりやくも号」がたまたま俗称にしやすかったという経緯、ゆったりとはかけ離れているという感覚があったともいえます。

「ぐったりはくも」の言葉の使い方や使われ方

「ぐったりはくも」の言葉の使い方や使われ方

「ゆったりやくもに乗ったけど言うほどぐったりはくもではなかった」
「ぐったりはくもという呼び方はかわいそうだが反論も難しい」などの使い方が挙げられますが、元の言葉であるゆったりやくも号に関する会話か、列車についた俗称に対しての会話でないと使う機会はなく、鉄道にある程度詳しい人でないと使う言葉ではないと言えるでしょう。

「ぐったりはくも」の類語や言いかえ

「ぐったりはくも」の類語や言いかえ

「はつかり号」が故障が頻発したため「がっかり号」と呼ばれていたという昭和40年代のエピソードがありますが、系統として近いものがあります。

鉄道車両そのものの俗称としてはJR209系電車の「走るんです」という言葉がありますが、こちらは車体の外見が悪くなったことに対しての俗称で、酔うなどの意味合いはありませんでした。

また、新幹線のぞみの最初期型は初期故障が頻発しましたが俗称はありません。

まとめ

まとめ

ぐったりはくもと言う言葉はゆったりやくも号の俗称で、2024年の新型車両の導入によって払拭があり得る言葉となっています。

カーブで酔う原因となる振り子式列車であることに加え、ゆったりやくも号そのもののの列車の古さも俗称が付く由縁の一つと考えられます。

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