女性のライフスタイルで使われる言葉「バリキャリ」とはどのような意味なのでしょうか。
今回は、「バリキャリ」の意味と関連語について解説します。
「バリキャリ」とは?意味
「バリキャリ」とは?意味
「バリキャリ」とは、「バリバリのキャリアウーマン」を意味する言葉です。
「バリキャリ」の概要
「バリキャリ」の概要
男女雇用機会均等法の成立以降、人生の中で仕事のキャリアを重視する女性の生き方は珍しいものではなくなっています。
かつては働く女性といっても結婚や出産を機に退職するのが当たり前で30歳までにほとんどが新卒で入った会社からいなくなっていましたが、現在では男性と同等かそれ以上に仕事に打ち込む女性増えています。
仕事重視の生き方をラブ女性のことを「キャリアウーマン」といいますがその中でも「バリバリ働く仕事最優先のキャリアウーマン」を指す言葉が「バリキャリ」です。
もともとはネットで誕生した一種のスラングである「バリキャリ」ですが人生で仕事に重きをおく女性が増えるとともに一般層にも広まりつつあります。
意味合いとしてはただ仕事に励むだけではなく「プライベートを犠牲にしてでも仕事を第一に考える」といったような自己犠牲的なニュアンスが含まれます。
「バリキャリ」は働く女性にとって憧れの存在と考えられる一方、女性としての幸せを捨ててキャリアを選んでいるという不幸な生き方とみなされることもあります。
実際には「バリキャリ」として責任ある仕事をこなしながら結婚や出産といったプライベートを充実されている女性もいますが全体としては少数派であることからネガティブな意味で使われることが多い言葉です。
「バリキャリ」にとって大切なのは出世や年収といったわかりやすい指標で示される社会的成功です。
給料が少なくてもやりがいのある仕事だったり社会貢献したりといったような形での成功は彼女たちにとっ手はさほど価値のないものです。
「バリキャリ」女性の多くは競争に勝つことにやりがいを感じています。
負けず嫌いで自分を高めることを惜しまない姿勢は素晴らしいものでありながら融通がきかず周囲と衝突することも多く、個人的な問題を女性の社会問題だと大きくとらえて考えてしまう傾向が見られます。
「バリキャリ」の言葉の使い方や使われ方
「バリキャリ」の言葉の使い方や使われ方
・『この会社はバリキャリの働きによって支えられている』
・『バリキャリとして仕事に人生をささげてきたが体を壊してしまったので生き方を見つめなおすことにした』
・『バリキャリにとって理想の結婚相手とは家事や育児を全てこなしてくれる夫である』
・『バリキャリの生き方を受け入れられない高齢者は多い』
「バリキャリ」の類語や言いかえ
「バリキャリ」の類語や言いかえ
・仕事人間
「仕事が何よりも大切で仕事に人生をささげている人」を意味する言葉です。
プライベートの楽しみや興味がほとんどなく休日も気になるのは仕事ばかりというような人を指す言葉で、あまりいい意味ではなく陰口などで使われます。
・フルキャリ
「仕事とプライベートを二者択一で考えられずどちらもフルに充実させることを目指す生き方」を意味する言葉です。
仕事だけでなくプライベートも重視する生き方であり仕事だけに夢中になる「バリキャリ」からさらに一歩進んだ新しい女性の生き方を表します。
まとめ
まとめ
働く女性が珍しくなくなっている時代ですが仕事優先の「バリキャリ」は少数派です。
労働そのもののあり方も見直されている時代にあってこれからの女性がどのような生き方を選ぶのは社会にとっての重大事です。
仕事は大切ですがそれだけの生き方が本当に幸せなのかどうか、自分自身にとって価値あることは何かをよく考えて生き方を選んでください。