「固有」と「特有」の違いとは?分かりやすく解釈

この記事では、「固有」「特有」の違いを分かりやすく説明していきます。

「固有」とは?

「固有」とは?

「固有」とは、そのものにしか備わっていない何かのことで、英語では“unique”(ユニーク)と表現されます。

「この部族は、固有の言語を使っているようだ」のように使われると、その部族の間でしか用いられていない言語があるようだと言っています。

「1つ1つに固有の番号が振ってある」とすると、それぞれに別の番号(他と一緒になることはない)が振ってあることになり、それにしか存在しないものと表現することができます。

「特有」とは?

「特有」とは?

「特有」は、その対象がもっている性質だと言い換えることができます。

「その物質には、このような特有の特徴がある」といったように使われる言葉で、それだけが「特別に有している」という意味になります。

よって、先の「固有」と言い換えることができる場合も多く、そちらの同義語となります。

ただし、「特有の番号が振られている」とは使わないように、それだけに個別にあるものは、「固有」の方が向いている表現です。

「固有」と「特有」の違い

「固有」と「特有」の違い

「固有」「特有」の違いを、分かりやすく解説します。

「固有」は、「個別に備えているもの」だと表現すると分かりやすく、「固有番号」がいい例になります。

製品1つ1つにそれが振られている場合には、決して同じものは存在しません。

「特有」は、「それだけにある性質」という意味で使われることが多く、「地域特有の文化がある」などと使われる言葉です。

その地域にしかない性質の文化という意味になり、このようなグループや何かの単位などにおいて、特別に有しているものだと考えてください。

まとめ

まとめ

「固有」「特有」は、このような違いになります。

「固有」の方が、それだけが有しているという意味が強い言葉ですが、それら全体に及ぶ特徴や特性といった意味では、「特有」と使う方が向いています。

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