「読モ」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

若い女性が憧れる「読モ」とは何を指す言葉なのでしょうか。

今回は、「読モ」の意味と類語について解説します。

「読モ」とは?意味

「読モ」とは?意味

「読モ」とは、「ファッション雑誌の紙面に登場する読者モデル」を意味する言葉です。

「読モ」の概要

「読モ」の概要

「読モ」はファッション雑誌全盛期の1980年代に誕生したとされています。

当時のファッション誌では読者代表が紙面に登場しスタイリングやコーディネートを紹介する企画が人気を集めていました。

当時紙面に登場していたのは一般募集で集められた読者代表でありよくある素人参加企画のひとつとしてさほど注目されるものではありませんでした。

人気企画だった読者登場企画が続くうち大きな反響を集める女性が出始めます。

彼女たちは素人ながらプロのモデルにも負けない美しさとセンスが注目され大物写真家による撮影企画や長期連載ページなどが与えられ雑誌の顔として人気を高めていきます。

読者代表ながら専属モデルに近い彼女たちを指す言葉として産まれたのが「読者モデル」です。

読者モデルは略して「読モ」と呼ばれるようになり読者にとって身近でありながら雑誌の世界で華々しく活躍する憧れのカリスマ的存在です。

ファッション誌はこぞって「読モ」を紙面に起用していきます。

「読モ」のほとんどは雑誌専属であり読者に対する強いアピール力を発揮することから魅力的な「読モ」の発掘に力が入れられるようになります。

大々的なオーディションが開催されるなど現在でもプロのモデルに勝るとも劣らない存在感を示しておりファッション誌には欠かせない存在です。

華やかな憧れの存在である「読モ」ですがその実態は決して楽なものではありません。

「読モ」は読者代表のアマチュアモデル扱いなので基本的に収入はなく、編集部から支払われる謝礼も雀の涙です。

スタイリング企画や私服コーデ企画に使う洋服もプロのモデルなら編集部が用意してくれますが「読モ」はほぼ全て自前で用意しなくてはならず当然費用も自腹です。

わずかな謝礼ではとても洋服代には足りず「読モ」のほとんどは赤字で活動しています。

ショーやイベントに呼ばれたりテレビ番組などのメディア出演が増えたりすると収入的にも安定しますがそのレベルまでいける「読モ」はほんの一握りです。

華やかな麺ばかりが注目される「読モ」ですが裏では多くの苦労を抱えてい流人ばかりです。

「読モ」の言葉の使い方や使われ方

「読モ」の言葉の使い方や使われ方

・『読モに憧れてオーディションに応募する』
・『人気読モが私服コーデを紹介する企画が掲載される月は雑誌の売上がアップする』
・『読モはプロではなくアマチュアである』
・『プロのモデルと読モでは天と地ほどの差がある』

「読モ」の類語や言いかえ

「読モ」の類語や言いかえ

・専属モデル
「雑誌や出版社に専属し他社の仕事は受けないモデル」を意味する言葉です。

「読モ」が読者代表のアマチュアであるのに対し、専属モデルはプロダクションや芸能事務所に所属するプロのモデルです。

・素人モデル
「プロではないアマチュアのモデル」を意味する言葉です。

「読モ」はファッション誌の文化であり雑誌以外のメディアではプロではないモデルに対する特別な呼称はなくこのように呼んでいます。

まとめ

まとめ

「読モ」は女性向けファッション誌独特の文化でしたが現在ではメンズファッション誌でも当たり前に存在しています。

プロモデルと互角どころかそれ以上に人気を集めカリスマ的存在になる人もいるほどファッション誌では重要な存在です。

興味のある方はオーディションや募集告知に応募してみることをおすすめします。

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