若者の間で密かなブームになっている「ヒトカラ」とはどのような行為を指すのでしょうか。
今回は、「ヒトカラ」の意味と類似表現について解説します。
「ヒトカラ」とは?意味
「ヒトカラ」とは?意味
「ヒトカラ」とは、「一人カラオケ」の略語です。
「ヒトカラ」の概要
「ヒトカラ」の概要
「ヒトカラ」が表す行為は「ひとりでカラオケボックスに行き歌って楽しむこと」です。
一般的にカラオケボックスといえば数人のグループで利用しみんなで歌ったり盛り上がったりする施設です。
パーティーの二次会や放課後の遊びなどに利用されることが多いカラオケボックスですが近年になって一人でカラオケボックスを利用する客が増加しています。
そのような「カラオケボックスの一人客」を指す言葉として生まれた造語が「ヒトカラ」です。
「ヒトカラ」はもともとカラオケボックスのスタッフ間で使われていた隠語や業界用語に近い性質の言葉でしたが、一人でカラオケを楽しむスタイルに対する理解が進んだことにより一般層にも広まりました。
そもそもカラオケの楽しみ方というのは時代や題によって認識が大きく異なります。
カラオケが普及し始めていた昭和の時代、カラオケといえばスナックやパブで楽しむ大人の娯楽でした。
同時のカラオケはテープやレーザーディスクが中心で現在のように配信で最新曲が歌えるようなサービスもなく、歌われる曲は定番ばかりです。
カラオケそのものの楽しみ方も今のようなグループや仲間内で楽しむものではなく、店にある一台のカラオケマシンを使って店内の客全員の前で喉を披露するのがお決まりのスタイルです。
カラオケといえば知らない人の前で歌うもの、というのが昭和時代までの一般的なカラオケスタイルとしてある世代まで認識が共有されています。
その後カラオケボックスの登場によりカラオケのあり方はガラリと変わります。
それまでのスナックやパブからカラオケボックスというプライベート空間に場所が移ったことで客層は大きく変化し、ファミリーや若者などこれまでカラオケとは縁遠かった人達がカラオケボックス利用客の中心です。
機器の進歩により最新曲が気軽に歌えるようになっただけでなく採点機能などさまざまなサービスによりグループ利用がカラオケの定番になりました。
カラオケボックスがすっかり定着した時期に登場したのが一人客です。
歌うことが好きで誰にも邪魔されずに歌いたい、歌を練習したいなどさまざまな理由によりひとりで来店する「ヒトカラ」は営業制限など苦境が続くカラオケ業界の中新たな優良顧客として大いに注目を集めています。
「ヒトカラ」の言葉の使い方や使われ方
「ヒトカラ」の言葉の使い方や使われ方
・『ヒトカラ専用のカラオケボックスがオープンした』
・『誰にも邪魔されず好きなだけ歌えるのがヒトカラの魅力である』
・『ヒトカラのやり過ぎでのどが痛い』
・『カラオケ大会本番に備えヒトカラで練習を重ねる』
「ヒトカラ」の類語や言いかえ
「ヒトカラ」の類語や言いかえ
・フタカラ
「二人カラオケの略で、二人でカラオケに行って歌うこと」を意味する言葉です。
デュエットやハモリなど二人でないと楽しめない歌を中心に思う存分歌って楽しみます。
性別を問わず二人で楽しむカラオケ全般に対して使われる言葉です。
まとめ
まとめ
一昔前まで「ヒトカラ」はコミュニケーション不足や孤独などネガティブなイメージで語られていましたが、今では個人の楽しみとして世間に認められています。
ブースが小さめで料金も安い専用カラオケボックスができるなど「ヒトカラ」を取り巻く環境は充実してきています。
誰にも邪魔されず一人で思い切り歌を楽しんでください。