「相応」と「応分」には、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、「相応」と「応分」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相応」とは?
「相応」とは?
「相応」の意味は、つりあっていること、ふさわしいこと、です。
互いに釣り合いがとれている状態やふさわしい事を意味し、身近な言葉として用いられています。
言い換えれば、「適正」や「適当」、「適切」、「妥当」などと同じです。
また、対義語は「不相応」となります。
「相応」の使い方
「相応」の使い方
「相応」は、日常的にもよく用いられる言葉です。
「身分相応」や「年相応」、「それ相応」などといった形で用いられます。
「応分」とは?
「応分」とは?
「応分」の意味は、身分や能力がふさわしいことです。
特定の人の身分や能力と比較し、そのうえで釣り合っているのか、ふさわしいかを表す言葉となります。
言い換えれば、「適正」や「適切」、「適当」などと同じです。
また、対義語は「過分」となります。
「応分」の使い方
「応分」の使い方
「応分」は、「応分の負担」や「応分の責任」、「応分の力」などといった形で用いられます。
「相応」と「応分」の違い
「相応」と「応分」の違い
「相応」も「応分」も、似たような意味を持つ言葉となります。
どちらかと言えば、「相応」の方が日常的に用いられる傾向があり馴染みのある言葉となります。
また、組み合わせる言葉に違いがある程度で、意味としては非常に似たような意味を持つ2つの言葉になります。
「相応」の例文
「相応」の例文
・『若作りの母には、年相応の服装選びをしてほしい』
・『分相応の生活をしなかった結果、彼女は破産に追い込まれることになった』
・『チャレンジに成功するためには、それ相応の覚悟が必要です』
・『私は彼と分相応の暮らしができれば十分です』
「応分」の例文
「応分」の例文
・『今回の開発には応分の費用負担を求める必要がある』
・『旅行をキャンセルした場合、応分のキャンセル料が発生します』
・『クラス全員が応分の責任を持ち取り組む』
・『住民には、応分の費用負担をお願いします』
まとめ
まとめ
以上のように、「相応」と「応分」は似たような意味を持つ言葉になります。