「レスバ」の解説
「レスバ」の解説
「レスバ」とは、返信するという意味のレスポンスと、戦いという意味のバトルが合わさった造語です。
近年では、“SNS”などで水掛け論や口論するという意味で使われており、やり取りが行われていくうちに、水掛け論が永遠と行われていく過程で、戦いのような状態に陥ってしまい、フォロアーなどから、「レスバやめなよ」というように静止されることがあります。
本来の「レスバ」は、2ちゃんねるのなんでも実況“J”(ジュピター)という掲示板のスレッド内で行われていた、固定ハンドルネームのジャッカル氏が主張したものであり、口論になったときにお互いにレスポンスし合い、最後にレスしたものが勝利するというものでした。
「レスバ」の勝利条件は、論破して相手が書き込めなく成ったり、相手が敗北宣言したり、スレッドの最大書き込み制限に達した時に最後に書き込んでいた方が勝利するというものです。
そのようなことから、ニートの様に掲示板をずっと監視し続ける方が勝つとも言われています。
その他勝利条件として、両者が合意のもとで第三者に判定してもらうこと、学位記や学生証をアップロードして、高学歴だったものや大学のランクが高かった方が勝つというようなことも行われていました。
また、勝利条件のような状況であっても、敗北宣言した人間の方はくだらないからやめたとか、冷静に成ったからやめたということもあるため、勝ったと思っている方が実質的には負けているということがしばしばあります。
ディベートのような意識の高いものではなく、相手を煽ることや挑発することに重点が置かれており、ネガティブな言葉であることに注意しなければなりません。
回りの人から見た「レスバ」の印象は、不毛なものであり、呆れられることがしばしばあるので、友人などから自分の評価をさげることになってしまうため、行わないようにするべきです。
万が一「レスバ」を仕掛けられたとしても、学業や仕事をまじめにしているまともな人は勝ち目がない事柄なので、先に敗北宣言して大人の対応を見せた方が良いとされています。
“SNS”上では、リテラシーの低い芸能人やスポーツ選手が、一般人に細かく反論して「レスバ」に発展してしまい、ネットニュースに成ってしまうことがあります。
「レスバ」を好んで積極的にしている人たちは、レスバトラーと呼ばれています。
「レスバ」の使われ方
「レスバ」の使われ方
「レスバ」は本来、煽りや口論ですので、非常にネガティブな場面で使われる言葉です。
議論していたことをあとから振り返って、「レスバした」というように表現するのはやめましょう。
近年では、間違った使われ方として、単に連続して返信し合うことを「レスバ」と表現しており、ポジティブな表現として使われる例も見受けられます。
「レスバ」の例文
「レスバ」の例文
・「レスバするつもりはないので、この辺りでやめましょう」
不毛な水掛け論に気づいた側からの終了宣言です。
・「○○とレスバして勝った」
レスバに勝ったことを後から振り返った表現です。
・「何でレスバしているのかと思ったら、お互いの推しメンの話から白熱しただけだった」
冷静になってレスバしていた原因が推しメンが違うだけだった。
「レスバ」の類語・関連語
「レスバ」の類語・関連語
・「討論」
その問題に対して、意見を出し合って議論を戦わせること。
・「議論」
お互いに意見を述べて論じ合うこと。
・「水掛け論」
お互いに自己主張しあって解決しない議論やそのように言い争うようすを意味する言葉。
水をかけ合う遊びのように、一方的に言い争うことで、個人の趣味や趣向の話では、決着がつく事が無い。
きのこの山とたけのこの里などは典型的な水掛け論いなりやすい。
「レスバ」の英語
「レスバ」の英語
レスポンスバトルという表現は、英語には無い和製英語となります。