この記事では、「楷」の読み方を分かりやすく説明していきます。
「楷」の読み方
「楷」の読み方
「楷」という漢字は訓読みでは「のり」や「楷(の)っとる」と読み、音読みでは「かい」と読みます。
「楷」の意味や解説
「楷」の意味や解説
「楷」という漢字には「カイノキ」や「のり」、「手本」、「楷書」という意味が含まれています。
「カイノキ」はウルシ科カイノキ属に分類される植物であり、「楷樹」や「楷の木」とも表記されます。
「カイジュ」や「ランシンボク(爛心木)」、「トネリバハゼノキ」や「ナンバンハゼ(南蛮櫨)」、の別名があり、中国では「黄連木」とも呼ばれる落葉高木です。
また、論語の著者で有名な「孔子」の墓に弟子が植えた「楷」が代々上継がれていることから「クシノキ(孔子の木)」とも呼ばれ、そのゆかりで「学問の聖木」として、各地の孔子廟にも植えられているそうです。
科挙の進士に合格した者に楷の笏が送られたことから、合格祈願木ともされていました。
「楷書(かいしょ)」とは、「正書(せいしょ)」や「真書(しんしょ)」漢字の書体の一種であり、小学生が最初に手本として習う書体として扱われています。
もともとは古代中国で「隷書」から発展した書体であり、六朝中期に起こり、唐時代の頃に完成しました。
「楷」の熟語での使い方や使われ方
「楷」の熟語での使い方や使われ方
・『楷書:かいしょ=漢字の書体の一種であり、現在、標準的な書体として扱われている』
・『模楷:ぼかい=手本や模範』
・『楷模:かいぼ=手本や模範』
まとめ
まとめ
「楷」は訓読みでは「のり」や「楷(の)っとる」と読み、音読みでは「かい」と読む漢字です。
そして、「楷」には「カイノキ」や「のり」、「手本」、「楷書」という意味が含まれています。